修繕委員会全員で管理組合長の説得にかかる


Aさんの
「全員の今後の経済に関わることだから」という畳み掛けに、
大半の組合員は頷いていました。
当然のことです。

Aさんは、
前回の他のマンションでの聞き取り情報をまとめ、
各戸配布していたのです。
「こんな事例もあったようです」と―。
もちろん、どのマンションか、ということは伏せていましたが、
「キックバック疑惑」「修繕委員の努力で安くできたが工事がずさんだった」の両方の事例を出されると、
組合員(=住民)も無関心ではいられません。
やっと、自らの事として考えるようになっていたようです。
さすがに、根回し上手なAさん。
それも、特にどちらかを強調するでもなく、バランスよく記事を書き上げていました。
「選択は住民の皆さんがすべきことです」というタッチで…。
そういわれると、やはり住民たるもの、各々で考えて会合に臨んでいます。
それぞれの思いを抱いて、参加してきていたことでしょう。
Aさんの人望の厚さは、こんなところから来ているのでしょう。
(自分の未熟さを痛く知ることとなりました)