大規模修繕工事に大きな金額を占める、欠かせない仮設工事とは

大規模修繕の際に見積もりを確認すると、仮設工事が大きな数字を
占めている事が解ると思います。
ただでさえ大規模修繕は工事金額が高いのに、仮設工事みたいな
見えない工事に大金をかける事は良くなくて無駄だと思うかもしれません。
しかし、仮設工事は決して無駄な工事費用ではありません。
マンション等の大きな建物の大規模改修をする場合は、
それに似合った莫大な仮設工事の費用がかかってしまいます。
大規模修繕に必要な仮設工事とはどのような物があるのか、まとめてみました。

・仮設建物の設置
大規模修繕には、最低3か月~半年ほどかかってしまいます。
長い期間大きな建物の工事を行うので、工事担当者の事務所や作業員の休憩所が必要となります。
工事担当者の現場常駐はとても大事であり、仮設事務所は欠かせないのです。
その他、仮設トイレも必須となります。

・後片付け清掃と産業廃棄物処理
現場内と建物、敷地内等、常に生活されているスペースでの
工事となりますので、毎日の後片付け清掃は必須となります。
また工事から発生した産業廃棄物を種類別に現場で保管する為の
ゴミカゴ、産業廃棄物の処理費用等がかかります。

・誘導員の設置
大きな材料やトラックなどの大きな車両が頻繁に出入りする場合は、
現場前に誘導員を設置しなければいけません。

・仮設水道、仮設電気
工事を行う為に、別途に水道と電気を引っ張らなくては工事が出来ません。

・外部足場及びシート養生
外壁の大規模修繕を行う場合は、足場を設立します。
また飛散防止の為に、足場にシートやネットを張る事が大半です。
仮設工事の金額が莫大に跳ね上がるのは、外部足場の料金です。

・仮囲いの設置、バリケードの設置
外壁が絡んだ大規模修繕の場合は、外部に仮囲いを行います。
使う材料はリースの物が大半であり、外部足場と同様に大きな費用がかさみます。
工事スペースと一般の方のスペースを遮断させる為に、とても必要な物となります。
また、現場の出入り口スペースにはバリケードを設けて、一般部分と遮断します。
仮囲いやバリケードに電飾等を施し、夜間の工事スペースとの
分離を促して事故が起きないようにする場合もあります。

・内部足場
内部では、脚立や内部足場を使用して工事を行う場合があります。

・荷揚げ車両費
材料の荷揚げを行う場合の、クレーンなどの費用です。
高層の建物の大規模修繕の場合は、1階から手作業で材料を荷揚げするのは
困難ですので、クレーンを使って荷揚げを行う事が定番です。

・安全看板設置等の安全スペース
工事は、大きくなればなるほど危険が隣り合わせです。
その為、工事現場の仮設事務所横に安全スペースを作って安全を促したり、
要所毎に安全看板等で安全を作業員に呼びかけます。

このように、どの項目も大規模修繕をスムーズに行う為には必須な項目となります。
しかし、最後に残らない工事ですので無駄に思えてしまう方も少なくないと思います。
仮説にお金をかけ過ぎるのは良くありませんが、この程度の仮設の掛け方は必要最低限の物と言えます。
大規模な工事となると、隣り合わせになってしまうのが危険です。
危険と程遠い工事にする為にも、これらの仮設工事は必要な工事となります。
見積もりが出てきた際に細かくチェックする事はとても大事ですが、
間違ってもこのような仮設工事が無駄な費用とは思わないようにしましょう。