建物の価値を高める為の向上的工事


前回は「大規模修繕の本来の目的」をお伝えしました。
今回は、建物の価値を高める為の向上的工事も大規模修繕に該当しますので
何点か上げていきたいと思います。

・外壁塗装等の美観性の向上により、建物の快適性を向上させる
・バリアフリー等の年齢的な要素の改善
・建物の定期的な改修工事を行う事での資産価値の向上

建物の使用価値を伸ばす為に、大規模修繕工事は必須となります。
大規模修繕工事の周期は、およそ10~12年と言われています。
この様な考え方と流れで、大規模修繕を行っていきます。

・1回目大規模修繕工事
1回目の大規模修繕は、新築当時の建物の良さに戻す事が理想となり、
10年間の劣化を元に戻す修繕が大きなポイントとなります。
外壁の塗装やタイルの点検、鉄部の塗装工事、
外壁コーキング工事、防水工事等が主な工事となります。

・2回目大規模修繕工事
約20年経った2回目の大規模修繕工事の時期は、
建物や設備の性能グレードが確実に落ちています。
2回目の大規模修繕工事は、建物の機能性の向上を目的とした修繕工事となります。
見た目の美観性の改修工事ではなく、
設備等の機能性な部分を改善していく事が大きなポイントとなります。
鉄部の塗装工事やコーキング、外壁塗装、内部工事、外構工事等も視野に入れます。
また、バリアフリー等の建物の機能性向上も、この頃行うべきです。

・3回目の大規模修繕工事
3回目の修繕工事は、新築より30年ほど経っております。
躯体の劣化度合いが気になり始める時期ですので、
躯体の細かいチェックや防水や塗膜等の全面的リフォームを行わなくてはいけません。
また、鋼製の金属製建具は寿命を迎えている場合があり、
修繕ではなく全面取り換えが主な工事となります。
エレベーターや誘導灯等の寿命や古臭さも目立つようになり
、修繕や取り換えも必要となる場合があります。

マンションの資産価値を高めるのは、定期的な大規模修繕が大きく左右させます。
自分たちのマンションの価値を高める為には、
自分たちが行わなければいけない大規模修繕工事が大きなカギとなるのです。
50年70年と長く住み続けられるよう、定期的な大規模修繕を行っていくようにしましょう。