忘れずに修繕するべき屋上の場所について


前回「大規模修繕の際に目を向けてほしい屋上の修繕」として
屋上本体と、屋上の笠木を挙げました。
実は私も委員になって屋上に登ってみて、こんなにも色々な物が
屋上にあることを改めて感じたので、お伝えできればと思います。

・高架水槽
高層マンションは不特定多数のお宅で一気に多量の水を使用するので、
高架水槽にて水を確保します。
高架水槽は屋上にあり外部から見えにくいという事もあり、
知らず知らずに劣化している事が多くあります。
ある日いきなり断水事故が起きてしまう事がありますので、
定期的なメンテナンスが必要となります。
貯水タンクの寿命が15年ほど、高架水槽自体の建物の劣化の
メンテナンスなど、様々な部分に目を向けなくてはいけません。
貯水タンクの状態が悪くなくても、定期的な清掃は貯水タンク維持に
繋がりますので、大規模修繕の際に必ず清掃を行うようにしましょう。

・避雷針
避雷針は余程の事が無い限り劣化しませんが、
JISでは避雷設備の定期的な検査を行うように義務付けております。
大規模修繕の際に屋上の補修を行う場合は、避雷針の点検も同時に行うようにしましょう。
30,000円ほどで、点検を行ってもらう事が出来るようです。

・テレビアンテナ
テレビアンテナは鋼製ですので、劣化しやすいアイテムです。
ケーブルも劣化しますので、目安として10年毎に交換すべきと言われています。
また、テレビアンテナの劣化により、ケーブルの建物への
進入口から雨漏りを発生させてしまう事がありますので危険です。
屋上の補修工事の際は、テレビアンテナの点検を行って
劣化している場合は補修や取り換え工事を行いましょう。

・屋上手すり
屋上にある手すりは鋼製の場合が多く、早い物で5年程度で
劣化を起こしてしまう事があります。
屋上の手すりによくある不具合と言えば、手すりの支柱の不具合による劣化です。
手すりの支柱には、雨水が溜まりにくくする為に水抜きが設けられているのが当たり前です。
しかし、稀に水抜きが設けられていない事があり、
水抜きが無い事で雨水が溜まってしまい手すり全体を劣化に導いてしまいます。
手すりの劣化は、マンション外部に落下させてしまったりなど大事故に繋がる事がありますので、
特に気を付けないといけない部位となります。
鋼製をお使いの場合は、アルミ製等の腐食しにくい手すりに取り替える事をオススメします。

屋上は、管理組合を含めた私たちのような素人さんではなかなか目につかず思いつかない場所でもあります。
しかし、屋上は上からの刺激の影響が大変多いので、劣化しやすい場所です。
屋上には色んな必要不可欠な物が沢山ありますので、
それらが劣化して不具合を起こさないように常日頃点検を行いましょう。
そして、大規模修繕の際に必要なメンテナンスを行って、建物維持へと繋げましょう。